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2014年ワールドカップを日本で! [雑記]

 世界3大スポーツイベント。
サッカーワールドカップ、近代オリンピック、そしてF1。
毎年F1を開催し、ワールドカップを2014年、オリンピックを2016年に
開催する国がある。日本にとって地球の裏側、ブラジルである。
ただ、「サーカス」がついて呼ばれることもある、毎年各国をまわるF1が、
ブラジルでの開催を見直す意見が出てきている。


 スポーツ紙での扱いは知らないが、一般紙ではほとんど報じられていない事件がある。
元ホンダチームのドライバーで、また恋人が道端ジェシカということで
日本でもおなじみのジェイソン・バトンが
先週のブラジルGPの時、マシンガンで武装した強盗に襲われたということである。
特別訓練を受けた武装警官がバトンの乗っている車のドライバーだったため
バトンは難を逃れることが出来たらしい。
元F1チャンピオンのジャッキー・スチュワートは、
この強盗は、バトンの誘拐が目的だったのではないかとの見解を示している。
バトン自身の財産というよりも、バトンのチームをスポンサードしている世界的企業
(マクラーレンの場合、ボーダフォンやモービル)に身代金を請求するのが目的だったの
ではないかということだ。
今年のブラジルGPの時には、小林可夢偉の所属チームである
ザウバーのスタッフも強盗に襲われた他、
F1関係者だけで、あわせて5組が難に遭ったということである。

 とりあえずインテルラゴス以外での開催を検討する意見が出ている。
1991年、雨の中のセナの母国ブラジルGP初勝利、
2008年ファイナルラップ最終コーナーで(実際は最終コーナーではないが)、
マッサからハミルトンにチャンピオンタイトルが転がり込んだ逆転劇。
そんな名場面を演出してきたサーキットだが、以前から治安の悪さが問題になっていた。
ミハエル・シューマッハはインテルラゴスのレースには
家族を同行させることはないそうだ。
今までも問題はあったようだが、
今回、ドライバーも危険な目にあったため移転が検討されるようになったようだ。

 さて、2014年のFIFAワールドカップ。
同時に何カ所かの試合が必要なため、ブラジル大会も、リオ・デ・ジャネイロだけで
開催するわけにも行かず、インテルラゴスサーキットのある、南部のサンパウロでも
数試合開催する必要が出てくるだろう。
ましてやそれ以上に小さな都市で、治安の悪い都市での開催もあることだろう。
正規F1ドライバーは24人。サッカー2チームの先発メンバーに2名多いだけ。
32カ国のチームということは、そのおよそ16倍の選手がやってくるということで、
各国のスタッフ、役員、応援団まで考えると相当数の人々が集まることになる。
警察やあるいは軍が警備にあたることになるだろうが、
その警備陣も悪人たちの手先が紛れている可能性も、日本より大分高いだろう。

 大会開始1~2年前あたりから開催国でのテストマッチが組まれる。
もし、そのテストマッチの時、問題が起こったら開催が危ぶまれることになろう。
今年の12月に決定するという、2018・2022年のワールドカップ開催国。
日本が2022年の選にもれた場合、
2014年の万が一の際の代替開催を表明したら良いのではなかろうか。
ブラジルは国を挙げて大会運営に臨むだろうが、万が一の保険を掛ける意味で、
代替開催の検討必要性を訴え、代替開催を受け入れられる旨働きかけるのも
有りだと思う。

 サッカー王国ブラジル。代替開催は国民が納得しないかもしれないが、
ブラジルはF1王国でもある。
アイルトン・セナを筆頭に数多くのドライバーを排出し、
現役ドライバーも4名いる。ドイツの7名に次いで多い。
そんな国民的スポーツイベントのF1ドライバーでさえ、狙われたのである。
サッカー選手は狙われないという保証はない。
逆に優勝候補の国の選手が狙われるという可能性が高くなるとも考えられる。

 代替開催。充分考えられる事だと思う。








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